日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が23日、AbemaTV放送の「大相撲ABEMA場所~記憶に残る名勝負100連発~」にリモートで生出演した。自宅の書斎からリモート出演したといい、中止となった5月場所について「我々は最後まで諦めずに予防策を徹底して、何とか開催にこぎつけようとしたが、国からの緊急事態宣言もあり断念した」と話した。

番組進行の清野茂樹アナウンサーから、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)開催の目安を問われると「世の中の感染状況にもよるが、緊急事態宣言が解除されても相撲協会は今の状態を保持しながら向かいたい」と話した。その中で今、最も心配していることは「稽古」だという。協会は接触を伴う稽古は、各師匠の判断に任せ、出稽古は禁止にしている。その方針は今後も変わらないという。

自身の部屋を持つ芝田山広報部長の部屋では、徹底した体調管理の下、3週間前から接触を伴うぶつかり稽古や申し合い稽古を再開したという。「部屋の力士らは全く外に出させていません。コンビニも行かせていないし、体調が悪い子はいません」と自身の部屋の予防策を明かした。