大関貴景勝が7月場所12日目の30日、日本相撲協会に「左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で約4週間の治療期間を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

貴景勝は11日目の御嶽海戦で8勝目を挙げて勝ち越し、かど番を脱出したばかりだった。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)によると場所前から違和感を訴えており、前日29日の夜に「痛くて相撲が取れません。休場してもよろしいですか」と申し出があった。師匠は「8日目から痛かったみたい。本人も悔しいと思う」と代弁。休場は全休した昨年名古屋場所以来5度目(1場所で休場2度の昨年夏場所を含む)。

12日目の対戦相手、小結大栄翔は不戦勝で勝ち越した。