関脇正代(28=時津風)が、対戦予定だった横綱白鵬の休場で不戦勝となり、10勝目を挙げた。

関脇での2桁白星は自身初。「あと2日残っているので気持ちを切らせないようにしたい」と残り2日間に集中する。

14日目は番付上では本来なら対戦しない、幕尻で単独トップに立つ照ノ富士との対戦が組まれた。厳しい状況だが3敗の正代にも優勝の可能性は残っており、千秋楽は照ノ富士を1差で追いかける大関朝乃山との対戦が予想されるなど、優勝争いを盛り上げるのに一役買える存在になる。しかし「正直、自分のことで精いっぱい。思い切りやるだけ。(優勝争いは)全然意識しない。あまり気負ってケガしてもよくないので」と自然体で臨む。