東十両2枚目の翔猿(とびざる、追手風=28)が9勝目を挙げ、来場所の新入幕に前進した。

「うれしいですね。受け身になっていたが、前に出る相撲がとれた」。今場所が自己最高位。174センチ、120キロと小柄ながら、しこ名の通り軽快に動き回る相撲で、大きなチャンスを引き寄せた。

兄は西十両4枚目の英乃海(31=木瀬)。幕内経験のある兄を目標にしてきたが、「前に出て攻める相撲をとっていきたい」と掲げた。