関脇正代(28=時津風)は結びで大関朝乃山(高砂)に敗れ、11勝で終えた。

直前の相撲で照ノ富士が勝ち、その瞬間に優勝の可能性が消滅した。「残念でした」。ただ、相手は同じ学生相撲出身でライバル視する朝乃山。過去3勝3敗の五分で意地をぶつけにいったが、押し出された。

「思い切りいった結果なんで」とサバサバと振り返り、「全体的に体もよく動いて反応もよかった」と今場所を総括した。

関脇で2場所連続勝ち越し、11勝をあげた。大関へ着実に近づいている。「自信につながる場所。(大関に)上がれるよう頑張ります」と気合を入れ直した。