日本相撲協会は両国国技館内で、7月場所の三賞選考委員会を開き、千秋楽本割前に、さまざまな条件での候補力士を決定。全取組終了後、三賞力士が確定した。

殊勲賞は3人が受賞した。復活優勝を果たした、幕尻の再入幕で東前頭17枚の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は2度目の受賞。また照ノ富士は、初の技能賞と合わせダブル受賞となった。殊勲賞は他に、関脇御嶽海(27=出羽海)が6回目の受賞。横綱白鵬(35=宮城野)と大関朝乃山(26=高砂)を下し優勝争いを盛り上げたことが評価された。また、小結大栄翔(26=追手風)も受賞。11日目に全勝だった白鵬を破った相撲が評価され、千秋楽で勝てばという条件もクリアし、2度目の殊勲賞となった。

敢闘賞は、優勝した照ノ富士に14日目に勝ち、千秋楽まで優勝の可能性を残した関脇正代(28=時津風)が、5回目の受賞を果たした。