7月場所で復活優勝を遂げた東前頭筆頭の照ノ富士(28=伊勢ヶ浜)が、大関朝乃山(高砂)を上手投げで今場所の初日を飾った。

「右四つでくると思ったら、もろ差しになられたんでちょっとあせりました」。大関の流れで追い詰められた土俵際で左上手をつかむと、攻め返して最後は上手投げを決めた。

優勝を争った先場所も完勝した相手。2連敗後の初白星となったが「特に何も。昨日の相撲は終わってるから。1日1番、自分のできることを思い切ってやりたい」と淡々と振り返った。