唯一、勝ちっ放しだった西前頭9枚目阿武咲は、千代大龍に敗れ今場所初黒星を喫した。

立ち合いは2度合わず、3度目の立ち合いで千代大龍の当たりを受けきれずに、一方的に押し出された。7月場所は初日から13連敗を喫したが、今場所は初日から5連勝と勢いに乗っていた。しかし、昨年初場所以来の初日から6連勝は果たせなかった。春場所以来の勝ち越しを狙う千代大龍は1敗を守った。

大関貴景勝は初顔合わせとなった照強を、関脇正代は栃ノ心を下してともに5勝目を挙げた。初日から3連敗を喫した大関朝乃山は、妙義龍を下して星を五分に戻した。

翔猿と豊昇龍の新入幕対決は翔猿が制して5勝目。幕内2場所目の東前頭12枚目琴勝峰も1敗を守った。1敗は大関貴景勝、関脇正代、平幕の阿武咲、千代大龍、琴勝峰、翔猿となった。