大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が、栃ノ心の立ち合い変化に対応できず痛恨の2敗目を喫した。

頭を下げて低く突っ込んだが、左に動いた栃ノ心についていけなかった。

土俵下から取組を見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「いつもは下からすくうように出るが、上体がつんのめっていた。突っ込んで行き過ぎたから、残ることができなかった」と敗因を分析した。

琴勝峰、翔猿の平幕2人も黒星で、1敗がいなくなった。2敗が9人、3敗が6人。出場最高位の大関が、大混戦場所を引き締められるか。