新入幕の東前頭14枚目翔猿(28=追手風)が2敗目を喫したものの、ターンやローキック? を繰り出して会場を沸かせた。

佐田の海と攻防のある相撲を見せた。上手を取られるとクルッと1回転してまわしを切った。突っ張って距離を取ると、右足で相手の足元を崩しにかかったが、体勢を崩して突き落としを食らった。

取組後は「途中までは良かった。墓穴を掘ってしまった」と、蹴返しを繰り出した場面を反省した。それでも前向きで「攻められてるのでいいと思う。集中を切らさずに、前に出る自分の相撲を取っていきたい」と後半戦に向けて意気込んだ。

大関貴景勝、琴勝峰も敗れ、1敗はいなくなった。イケメン小兵として日に日に存在感が増している28歳は「幕内は観客の方が多い。注目のされ方が全然違う」と、明るい表情だった。