大関朝乃山(26=高砂)が3連敗から10連勝で優勝争いに踏みとどまった。

関脇御嶽海(27=出羽海)を得意の右四つから豪快な左上手投げで土俵にたたきつけた。「しっかり踏み込めて上手がとれたんであとは思い切り。思い切りやるのが相手に効くと思うんで」。完全に本来の姿を取り戻し、14日目は2敗の正代戦。「先のことは考えず、目の前の1番に集中するだけ。(優勝争いは)何も考えてません」と平常心を強調した。