日本相撲協会は両国国技館内で、大相撲秋場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士を決めた。

14日目終了時点で、優勝の可能性がある対象力士(三役以下)が2人いる。2敗で単独トップの関脇正代(28=時津風)は、千秋楽の結果にかかわらず殊勲賞が決定。本割で勝つか、負けても優勝決定戦(ともえ戦の可能性もあり)で勝ち優勝すれば、敢闘賞も受賞する。正代は初の殊勲賞受賞で、敢闘賞の受賞となれば6回目となる。

1差の3敗で追う新入幕で平幕の翔猿(28=追手風)は敢闘賞が決定。千秋楽の正代との一番に勝ち12勝目を挙げれば、その後の優勝決定戦の結果にかかわらず、技能賞も受賞する。

そのほかには、敢闘賞で阿武咲と若隆景が、技能賞で隆の勝が候補に上がったが、多数決の結果、過半数に達しなかったため受賞はならなかった。