日本相撲協会は両国国技館内で、大相撲秋場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士を決めた。

殊勲賞は初優勝を遂げた関脇正代(28=時津風)が初受賞した。また正代は、6回目の敢闘賞も獲得しダブル受賞となった。

最後まで優勝争いに加わった新入幕で東前頭14枚目の翔猿(28=追手風)は、11勝4敗で敢闘賞を受賞。千秋楽の本割で正代に勝っていれば、その後の優勝決定戦の結果に関係なく技能賞の受賞もあったが、敗れたためダブル受賞はならなかった。

選考委員会では、敢闘賞で若隆景(25=荒汐)と阿武咲(24=阿武松)が、技能賞で隆の勝(25=千賀ノ浦)が候補に上がったが、多数決の結果、過半数に達しなかったため受賞はならなかった。