関脇正代(28=時津風)がついに賜杯を手にした。新入幕の翔猿に攻められ、追い詰められた土俵際で逆転の突き落としを決めた。熊本県出身、東農大出身の優勝はともに初めて。

13勝2敗の好成績で審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は八角理事長(元横綱北勝海)に大関昇進を諮る臨時理事会の招集を要請し、30日にも「大関正代」が誕生する。恵まれた体を「ネガティブ」と言われた弱気な性格で生かせなかった大器が目覚め、初優勝と大関の夢を一気にかなえて涙した。

<正代初Vアラカルト>

◆関脇の優勝 昨年秋場所の御嶽海以来29度目。

◆平成生まれ 照ノ富士、御嶽海、貴景勝、朝乃山と5人目。

◆学生出身 山錦、輪島、朝潮、出島、武双山、琴光喜、御嶽海、朝乃山、徳勝龍に続き10人目。東農大出身では初。

◆時津風部屋 1963年名古屋場所の北葉山以来。4度の鏡里、1度の北葉山に次ぎ3人目。部屋別トップは九重部屋の52度。

◆本名 本名をしこ名に入幕して優勝した力士は長谷川、輪島、保志、出島に次いで5人目。