大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が、三番稽古で火花を散らした大関2人から刺激を受けた。

17日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に連日の参加。碧山、逸ノ城、霧馬山、錦木を相手にした申し合いで計13番取った。「なかなかできない時期が続いたので、いい機会。(この時期に関取衆と相撲を取るのは)巡業ぐらいしかないのでね。やる、やらないでは全然違う」と充実した時間を過ごした。

目の前で秋場所後に昇進した正代と貴景勝の両大関が、白熱した三番稽古を展開した。大関を目指す御嶽海も「刺激になりますよね。あそこに自分も参加したいという気持ちになってくる。置いてかれないように、元気いっぱいなので狙っていきたい」と意欲満々だった。

大関とりの足固めを目指した秋場所は8勝止まりだった。11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「やるべきことは決まっているので、しっかり自分の相撲を取って2桁狙って自分の相撲をまず見つめなおしていきたい」と見据えた。