大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が17日、新大関の正代と連日の三番稽古で汗を流した。

東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加。前日16日は計14番、この日は計12番取った。

秋場所で初優勝を果たした勢いある新大関と充実の稽古を重ね「お互いにいい意味で切磋琢磨(せっさたくま)していいと思う」とうなずいた。場所が行われない偶数月は基礎運動で入念に体をつくってきたが「基礎はじっくり後から鍛えてもいいくらいの気持ちでいって、せっかくこういういい機会があるので相撲を取れるときにやっていきたい」。部屋には11月場所で新三役を確実にしている隆の勝、再十両の貴源治もいるが、異例の合同稽古を貴重な機会ととらえて調整を進めている。