大相撲の3大関で唯一部屋での調整を送っている朝乃山(26=高砂)が17日、マイペースを強調した。横綱白鵬や貴景勝、正代の両大関が東京・両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古に参加する中、自身は都内の部屋で筋力トレーニングや基礎運動で体づくりに励んだ。「自分は自分で部屋でできることをやるだけ」と朝乃山。週明けの19日から相撲を取る稽古を再開させる方針を示した。

11月場所(8日初日、東京・両国国技館)が近づくにつれて気温は下がるが「自分は富山の寒いところ(出身)なので慣れてる。今ぐらいの方が涼しくて過ごしやすいですね」と、雪国出身として冬の到来を歓迎した。新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染予防に気を使う一方で、故郷から贈られる米や水などの飲食物で栄養を補給。「懐かしい味。自分だけでなく、部屋のみんなも喜んでいる」と感謝した。