大相撲秋場所を右足首の負傷で途中休場した東前頭12枚目豊山(27=時津風)が29日、電話取材に応じ、患部の回復具合について「7割ぐらい。体と相談してやっている」と説明した。

都内の部屋で若い衆を相手に計12番、右足首にテーピングを施して相撲を取った。秋場所は2勝5敗の8日目から途中休場しただけに、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「全部出るが1つの目標。休んで家で人の相撲を見るのは一番つらい。15日間フルで戦える体をつくりたい」と、皆勤を誓った。

11月場所では3月の春場所以来となる勝ち越しを目指す。秋場所後に兄弟子の正代が大関昇進。「今は誰にでも(大関に)なるチャンスがあるってことだと思う。そういう意味で狙わない人はいない」と、身近な存在から刺激を得ていた。