大関貴景勝が北勝富士を下して、自身初の初日から8連勝で勝ち越しを決めた。過去9勝6敗としていたが、直近では2場所連続で土をつけられた相手。立ち合いは互いに低く激しくぶつかり、タイミング良く引き落としを決めた。自身の取組前に照ノ富士が負けたため、全勝は貴景勝1人だけとなった。

中日勝ち越しを狙った小結照ノ富士は、大栄翔の激しい突き押しを前に防戦一方に。最後まで捕まえることができずに土俵を割った。今場所初黒星を喫し、優勝争いから1歩後退した。

平幕勢は2人が1敗をキープ。東前頭6枚目の宝富士は、琴恵光を寄り切りで下して7勝目。8日目を終えて7勝としたのは、13年初場所以来7年ぶりとなった。幕尻の西前頭17枚目の志摩ノ海は、千代丸との土俵際で攻防が激しく入れ替わる一番を制した。

新入幕の天空海は、炎鵬を破って3連勝。星を五分に戻した。