大横綱大鵬の孫、東幕下32枚目の夢道鵬(19=大嶽)が星を3勝3敗の五分に戻し、最後の一番に勝ち越しの望みを残した。

重い安芸乃山を立ち合いから突き放し、一気に突き出した。「立ち合い、よけたら持って行かれるんで。重い相手だがびびらず前に出られたのがよかった」と会心の相撲を振り返った。

兄の納谷が西幕下筆頭で5勝と来場所の新十両を確実にした。「刺激になる。自分もという気持ちになる」と話し、「稽古場でも兄に歯が立たない。追いつけるようにしたい」と身近な目標に発奮した。