幕尻の快進撃が止まらない。東前頭17枚目の志摩ノ海(31=木瀬)が竜電を下手出し投げで下し、1敗を守った。幕内での11勝は自己最多。13日目は結びで大関貴景勝との「1敗対決」が組まれた。

初優勝が現地味を帯び、地元の三重・志摩市もバタバタの優勝準備を開始した。

◆幕尻の大関戦 平成以降では90年春場所12日目の大関小錦-久島海、91年夏場所12日目の大関霧島-両国、07年九州場所13日目の大関千代大海-把瑠都、今年の初場所千秋楽の貴景勝-徳勝龍の4例で、勝ったのは徳勝龍だけ。幕尻が出場最高位の力士と対戦するのは00年春場所の貴闘力(13日目に横綱武蔵丸、14日目に横綱曙と対戦して連敗)と、今年初場所の徳勝龍に次いで3人目。