大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が幕尻の挑戦を退けて、単独トップに立った。

志摩ノ海との1敗対決。土俵際で押し返されたが、右に開いて体勢を立て直し、そのまま押し出した。2場所連続の12勝目。2年ぶり2度目の優勝に向けて1歩前進したものの「それは外が判断すること。集中することしかない」と雑念はなかった。

1月の初場所千秋楽では幕尻の徳勝龍に敗れたが、今場所は壁になった。志摩ノ海の印象について「強いから勝っている。幕内で11番勝ってるのは実力」と認めつつ「特に自分が考えることはなかった。強い相手に一生懸命やるってだけ」と集中していた。