元中学横綱の17歳のホープ、東幕下26枚目の吉井(時津風)は、試練の2連敗スタートとなった。

北勝輝にいなされて体勢を崩しながらいったんは立て直したが、最後は寄り倒された。「足が全然ついていっていない。あそこまでいったら押し出さなければいけないところ。悔しさしかない」と振り返った。

初めて番付に載ってから大勝ちこそないが、勝ち越しを重ねて自己最高位まで上ってきた。しかし、関取目前の幕下上位で「番付上の人たち、強いと思います」と壁も感じる。

ここからが地力の見せどころ。「気持ちを強く持って、あきらめず毎日頑張りたい」と気持ちを入れ直した。