西前頭筆頭の大栄翔が、自身初のストレート給金を果たした。会心の内容が続いた7日間と違い、輝に攻め込まれたが、土俵際でとったりを決めた。初日から7日連続で役力士を破り、この日から平幕との対戦。ひやりとする場面はあったものの、単独先頭で後半戦を迎える。

大関正代は小結御嶽海に敗れて、優勝争いに向けて痛恨の2敗目を喫した。2差で全勝の大栄翔を追いかける。

もう1人のかど番大関、朝乃山は、過去4勝7敗と合い口の悪い遠藤を退けて5勝目を挙げた。

初日から4連敗するなど不振だった先場所覇者の大関貴景勝は、玉鷲に敗れて2勝6敗となった。

大関昇進を目指す関脇照ノ富士は隠岐の海を上手投げで下し、5勝3敗とした。

28場所ぶりの再入幕で1敗を守っていた明瀬山は、明生に寄り切られて先頭争いから後退した。

全勝が大栄翔、1敗がいなくなり、2敗が正代、明生、霧馬山、明瀬山となった。