綱とりどころか、休場で来場所はかど番となる大関大関貴景勝(24=常盤山)について、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は再起に奮起を促した。

ケガのそぶりも見せず土俵に立ち続けていた貴景勝だが「ケガしてたんだな、やはり。力を出せなかったと思うけど…」と電話取材で発すると「自分の流れで相撲をとっていないから、ああなる」と必然性を説いた。

「大関だから痛いとか言っていられない立場」と、おもんぱかりつつ「初日に負けたのが大きい気がするが、それぐらいで動きが悪くなってはダメなんだけどね」と精神面を指摘。再起について「休場は残念だけど早く治して、次の場所は優勝できるぐらい、気合を入れ直してほしい」と奮起を促した。