関脇隆の勝(26=常盤山)が、新三役から2場所連続の勝ち越しを決めた。

ベテランの隠岐の海をはたき込んで8勝6敗とした。立ち合い当たって左差しから、差し手を抜いて左に回り込むと、一瞬攻め込まれたが、相手の足がついてこなかった。「落ち着いて回り込めたかなと思う。危なかった」と、ひやりとした一番を振り返った。

4勝3敗の7日目から白星と黒星が交互に続く“ぬけぬけ”だったが「今場所はそんなに気持ちが落ちることなく、白星が先行できていた。心的に余裕あった」と振り返る。新三役から2場所連続、関脇での勝ち越し。次期大関候補としても期待される26歳は「自信になる。うれしく思います」と素直に喜んだ。