日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が1日、電話取材に応じ、1月31日に新型コロナウイルス感染が判明した幕下以下の力士1人が、昨年12月に1度感染していたことを明らかにした。

同広報部長は「専門家の先生が(今回の検査で分かったウイルスの)量を見ると、人にうつすような量ではない(と言っていた)。もともと感染したときのものが、残っていたものが出たのではないか。どこかで感染したのではなく、体のどこかに残っていた可能性がある。症状は無症状。新しく感染したわけではないのではないか」と、専門家の意見を踏まえた上で見解を示した。当該力士は初場所に出場していたというが「人にうつすような状況ではない。その辺は専門家ではない。新しく感染したわけではない、という見立て」とした。

当該力士は1月31日に帰省先の医療機関で検査を受けて、感染が確認された。芝田山広報部長によると、当該力士は現在、部屋ではなく帰省先にいるという。 1月24日の初場所千秋楽後、協会は師匠の了解を得た上で協会員の外出を認めていた。部屋での集団感染を防ぐため、帰省先から部屋に戻る際は検査を受けるよう義務づけていた。

また同広報部長は、3月1日の春場所(同月14日、東京・両国国技館)の番付発表前に、恒例となっている合同稽古を行う方針を明らかにした。