日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が12日、22日に開く臨時理事会で、初場所中にマージャン店などに出入りするなど協会作成の新型コロナ対策ガイドラインに違反していた時津風親方(元前頭時津海)の処分について話し合うことを示唆した。

電話での代表取材に応じ「(時津風親方の処遇について22日の臨時理事会で)何か話し合いが行われるとは思う」と話した。

3日から協会のコンプライアンス委員会による調査が始まり、時津風親方夫人への聞き取りが実施された。コンプライアンス委は調査終了後、処分意見を八角理事長(元横綱北勝海)に答申。22日の臨時理事会で処分が最終決定する可能性がある。

関係者によると時津風親方は処分内容にかかわらず協会を退職する意向を固めており、部屋付きの間垣親方(元前頭土佐豊)が時津風部屋を継承する方針。芝田山広報部長は「そういうの(時津風親方の処分)がまとまらないとね、(継承問題が)どういう話になるか分からないので」と話した。