大相撲の小結御嶽海(28=出羽海)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加した。

横綱鶴竜の指名を受けた三番稽古では、計16番取って全敗。春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で進退を懸ける横綱と胸を合わせ「首が痛いです。圧力はありますね、ブランクを全然感じさせないです」と、相手の印象を語った。

関脇から小結に陥落した初場所は9勝6敗の成績を収めた。大関とりの足がかりとするためにも、春場所では10勝以上を目指す。

合同稽古は25日まで計6日間行われ、御嶽海も“皆勤”する意欲を示している。出羽海部屋の関取は御嶽海ただ1人。関取衆と相撲を取る貴重な場となるだけに「部屋では若い衆としかできない。いろいろな関取と、本場所で当たる人とやりたいですね」と意気込んだ。