大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(47=元前頭時津海)の処分が、22日の臨時理事会で決まる。

協会関係者によると、事実関係を調査したコンプライアンス委員会は「解雇」に次いで重い「引退勧告」を理事会に答申するという。これを受けて理事会が処分を決める。

時津風親方は昨年9月、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。ガイドライン違反となり「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科された。通算4度目の処分となるため、コンプラ委は厳罰を答申する。また、同親方は引退届を退出し、協会を退職する意向を固めている。しかし、昨年7月場所前と場所中にキャバクラ通いが発覚した平幕の阿炎が提出した引退届を、理事会が受理しなかった例がある。処分内容は理事会の話し合い次第となる。