大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)の専属トレーナーを9年間務める大庭大業氏(ともなり、42)が9日、都内のホテルで行われたイベント「東日本大震災10年目復興感謝の集い」に出席し、6日に発売された自身の著書で白鵬も監修として携わった「白鵬の脳内理論」(税抜き1600円、ベースボール・マガジン社)をイベント参加者に紹介した。

同書籍は12年11月から専属トレーナーを務める大庭氏が、白鵬と出会ってから書き留めてきた12冊のノートなどを基に、白鵬の「超一流の流儀」を紹介している。大庭氏は「強さの秘密や相撲の技とかではなく(白鵬は)強い人間だけど皆さんのように緊張するし『負けたら弱い』と気持ちも落ちるが、勝つことを目標に毎日努力を積み重ねている」と、著書を通じて伝えたかったことを説明した。 同氏によると、同書籍はすでに重版が決定するなど注目を集めている。