史上最多89連敗の記録を持つ東序ノ口24枚目勝南桜(しょうなんざくら、22=式秀)が、4番相撲で西序ノ口17枚目肥後光(33=木瀬)に敗れ、19年初場所から続く連敗が87となった。

立ち合いはもろ手突きからまわしを求めにいくも、相手の回転のある突っ張りを堪えることができず、一方的に押し出された。

これで15年九州場所の序ノ口デビューから、32場所で負け越しとなった。7番相撲まで連敗を喫すれば、自身が持つ連敗記録を更新する。

1月の初場所では場所前に入門時からのしこ名だった「服部桜」を「勝南桜」に改名して臨んだものの、心機一転の場所でも白星を挙げることはできなかった。当初は、生まれ育った神奈川県茅ケ崎市への思いから「湘南桜」への改名を想定していたが、師匠の式秀親方(元前頭北桜)の提案で「勝南桜」に。下の名前も高校生棋士、藤井聡太2冠から取って「聡太」にした。

取組後は取材に応じなかった。