日本相撲協会は30日、5月7日に東京・両国国技館の土俵周りにて「土俵上の応急対応処置講習会」を開催することを発表した。

審判、警備担当の親方衆、医師、その他スタッフが参加する。

前日29日には境川部屋の三段目力士、響龍の天野光稀(あまの・みつき)さんが急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。響龍さんは春場所13日目の取組で、すくい投げを食った際に頭部を強打。自力で立ち上がることができず都内の病院に救急搬送された。

負傷時は協会関係者に体のしびれにより首から下が動かないと訴えていたが、入院後は徐々にまひした体が動くようになった。しかし28日に容体が急変して死去。入院先で寝たきりの状態が続いており、肺血栓を患っていたという。

春場所(両国国技館)は、講習会から2日後の5月9日に初日を迎える。