日本相撲協会は3日、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けて力士以外の協会員約260人が同日までに新型コロナウイルスのPCR検査を受け、全員が陰性だったことを発表した。報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明らかにした。

今回の検査の対象者は親方衆や行司、呼び出し、床山、若者頭、世話人の裏方。力士も夏場所までにPCR検査を受ける。

夏場所は緊急事態宣言下のため、3日目まで無観客で開催される。緊急事態宣言が延長された場合の対応について、同広報部長は「緊急事態宣言(延長の発令)が出されたら出されたで検討するという考え」と話した。