元中学横綱の17歳、西幕下37枚目吉井(時津風)が今場所初黒星を喫した。

東幕下36枚目一木にはたき込まれて1勝1敗となった。攻め込まれる場面はなかったが、相手の引きを警戒して出足が鈍くなり、最後は両足がそろってしまったところを狙われた。

取組を振り返り「見ていきすぎた。勝負どころ、出られるところはたくさんあったけど、何個も見逃してしまった」と悔しさをにじませた。

序ノ口デビューとなった19年夏場所から10場所連続で勝ち越し、先場所は初めての負け越しを経験した。残り5番に向けて「守りに入っている。負けてもいいけど、攻めるような相撲を取りたい」と修正を誓った。