新型コロナウイルスワクチンの接種会場となった両国国技館に24日、日本相撲協会関係者では日刊スポーツ評論家の錦島親方(65=元大関朝潮)や、相撲博物館の石山館長、元関脇鷲羽山の石田佳員さんら元親方を含め10人が接種に訪れた。

一般区民の高齢者約230人とともにワクチン接種した。

日本相撲協会が墨田区に接種会場として場所を提供することを打診して実現した。接種後は経過観察のため、升席が用意され、待機する接種者は決まり手を解説するスクリーンを見やりリラックスするなどスムーズに進んだようだ。

錦島親方は接種の感想を「初めはチクッとしたけど(次に)あれっ? という感じでスムーズに終わった。今は(副反応も)ないけど2回目を接種した時に出るようだね」と薬手帳を持参して問診された際、医療従事者から丁寧に説明されたという。「相撲関係者の10人の中で自分が一番、若かったよ」と、65歳以上という「高齢者」の中で最年少だったことに苦笑い? それでも、日本人全体でワクチン接種者が数パーセントであることもあり「本当にありがたいこと」と感謝の言葉を述べていた。会場を引き揚げる際には「自分はいいよ」と辞退しようとしたが、関係者に促され一般接種者同様の抽せん会に参加。三等賞のお菓子セットを、しっかり? ゲットしたという。