日本相撲協会は11日、都内で臨時理事会を開き、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27=高砂)に出場停止6場所と6カ月50%の報酬減額の懲戒処分を下した。

名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)はかど番で迎えるため、大関からの陥落が決定。復帰予定の来年名古屋場所では三段目からの出直しが濃厚となった。

◆日本相撲協会のコロナ対策ガイドラインとルール 日本相撲協会が作成したガイドラインには「近隣以外への緊急な外出や必要な外出は、師匠が協会に相談した上で行う」や「基本的に外出禁止とし、不要不急の外出をしない」など明記している。一方で、これとは別に、協会から各部屋に対して、定期的に外出に関するルールの通達が行われている。基本的には「番付発表後からは不要不急の外出禁止」との通達を出すが、本場所後には緩和させる傾向がある。