日本相撲協会審判部は2日午前、名古屋市内で取組編成会議を開き、大相撲名古屋場所(4日初日、ドルフィンズアリーナ)の初日と2日目の取組を決めた。

大関復帰を目指す関脇高安(30=田子ノ浦)は、休場することが決まった。前日1日は東京都内で報道陣の電話取材に応じ、コンディション調整のため2日に名古屋入りする意向を明かしていた。休場理由は午後にも、師匠の田子ノ浦親方が説明する予定だが、途中出場するにせよ、大関復帰には優勝争いに絡み12勝以上が最低条件とみられるだけに、場所後の大関復帰は厳しい状況となった。

5場所連続休場明けで、今場所に進退をかける意向の横綱白鵬(36=宮城野)は、111日ぶりの本土俵となる初日の結びの一番で、過去1勝0敗の新三役で西小結の明生(25=立浪)と対戦する。綱とりをかける大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は先場所、苦杯をなめ千秋楽まで優勝争いに加わった東前頭筆頭の遠藤(30=追手風)と対戦する。

新三役の若隆景(26=荒汐)は平幕の北勝富士(28=八角)と対戦する。先場所、優勝同点の大関貴景勝(24=常盤山)は西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)と、大関正代(29=時津風)は平幕に陥落した隆の勝(26=常盤山)と当たる。4人大関のうち残る朝乃山(27=高砂)は、6場所出場停止処分の始まりの場所となり全休する。17年九州場所以来、21場所ぶりの返り入幕を果たした西前頭13枚目の宇良(29=木瀬)は、大奄美(28=追手風)と対戦する。

十両以上の休場は、幕内では朝乃山と高安、十両で出場停止処分中の竜電と明瀬山の4人となった。初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。

一山本 -石  浦

千代の国-徳勝龍 

剣  翔-千代ノ皇

大奄美 -宇  良

千代丸 -輝   

栃ノ心 -琴ノ若 

魁  聖-照  強

玉  鷲-志摩ノ海

英乃海 -碧  山

宝富士 -千代翔馬

妙義龍 -霧馬山 

阿武咲 -豊昇龍 

隠岐の海-千代大龍

琴恵光 -翔  猿

若隆景 -北勝富士

逸ノ城 -御嶽海 

正  代-隆の勝 

大栄翔 -貴景勝 

照ノ富士-遠  藤

白  鵬-明  生