今場所に進退を懸けて土俵に上がった横綱白鵬(36=宮城野)が、新小結明生を下して白星発進した。

立ち合いは左四つがっぷりになったがすぐには勝負を決めず。土俵際に押し込まれる場面もあったが、耐えしのいで掛け投げで下した。

3月の春場所を途中休場し、夏場所を全休するなど6場所連続休場明けとなった今場所。取組後はオンライン取材に応じ「いろいろな思いがあった。ただいま、という感じだった」とこの日の一番を振り返った。対戦相手の明生については「重さがあった。外掛けにきたあたりにうまさがあったけど、経験とうまさで上回った感じ」と分析。勝った時の表情について質問されると「それは千秋楽にいいます」と言って会場を後にした。