6場所連続休場明けの横綱白鵬(36=宮城野)が、東前頭5枚目隠岐の海を寄り切り、初日から無傷の10連勝とした。

右で張って左を差し、押し込みながら右上手を取って盤石な体勢を作った。右に動かれたが密着したままついていき、隠岐の海に何もさせずに寄り切って完勝。昨年7月場所以来の初日から10連勝とした。

進退を懸けて臨む今場所は、初日から無傷を守っている。長期休場明けや3月中旬の右膝手術など、不安要素を抱えながらも結果を出している。序盤戦こそやや取り口に不安感が見えたが、徐々に危なげない相撲が増え、この日は立ち合いから寄り切るまで安定感のある相撲内容だった。全勝も大関照ノ富士との2人だけになり、昨年春場所以来45度目の優勝も視野に入ってきた。