綱とりに挑戦する大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、正代との大関対決を制して初日から13連勝とし、横綱昇進に大きく前進した。

横綱白鵬は結びの一番で関脇高安を下して、照ノ富士と同じく初日からの連勝を「13」に伸ばした。

13日目を終えた時点で、白鵬、照ノ富士の両者が勝ちっ放しで並走。千秋楽での直接対決が確実のため、優勝の行方は千秋楽まで持ち込まれる見通しとなった。

平幕では23歳の琴ノ若、36歳のベテラン玉鷲が2桁白星に到達した。

元横綱朝青龍をおじに持つ豊昇龍は、逸ノ城との取り直しの一番を制して9勝目を挙げた。

21場所ぶりに幕内復帰した人気力士の宇良は、魁聖のまげをつかんで反則負けを喫した。