照ノ富士が逸ノ城を寄り切り、初日を白星で飾った。立ち合い、左前まわしをつかんで引き寄せると、相手に何もさせずに土俵外へ運んだ。
新型コロナウイルスの影響で、横綱白鵬ら宮城野部屋力士が休場。いきなり1人横綱で迎えたが、重圧など感じさせない完勝だった。
かど番の大関貴景勝は初日、厳しい黒星を喫した。北勝富士の突っかけから仕切り直しの立ち合い。突き放しにいった大関だが、北勝富士の強烈な右おっつけに引いてしまったところで相手を呼び込み、一気に押し出された。
もう1人の大関、正代も豊昇龍に3連敗。両大関は苦しいスタートとなった。 新関脇の明生は、霧馬山にはたき込まれて黒星発進となった。
- 協会あいさつに臨む、前列左から御嶽海、正代、八角理事長、照ノ富士、貴景勝、後列左から逸ノ城、高安、明生（撮影・河田真司）
阿炎がまげつかみで反則負け
- 阿炎（左）は魁勝のまげをつかみ反則負けとなる（撮影・小沢裕）
- 阿炎（左）は魁勝のまげをつかみ反則負けとなる（撮影・小沢裕）
| 栃ノ心 | ○ | 上手出し投げ | ● | 琴恵光 |
- 栃ノ心（左）は琴恵光を上手出し投げで破る（撮影・小沢裕）
- 琴恵光（左）を上手出し投げで破る栃ノ心（撮影・河田真司）
| 遠藤 | ● | 叩き込み | ○ | 妙義龍 |
☆妙義龍 押し込んだところで決められなかったが、相手をよく見ていった。（相撲巧者対決？ に）自分では相撲がうまいと思ったことない。遠藤関の柔らかさの中のうまさに対して、自分は瞬発系ですね。
- 遠藤（左）をはたき込みで破る妙義龍（撮影・小沢裕）
| 千代大龍 | ○ | 突き出し | ● | 英乃海 |
☆千代大龍 組んだら強い相手なので突き放していこうと思った。自分らしい相撲で初日が始まった。番付が下がったので頑張るだけです。
- 英乃海（右）を突き出しで破る千代大龍（撮影・河田真司）
- 千代大龍（右）は英乃海を突き出しで破る（撮影・小沢裕）
| 隠岐の海 | ○ | 寄り切り | ● | 照強 |
- 照強（左）を攻める隠岐の海（撮影・鈴木正人）
- 照強（左）を攻める隠岐の海（撮影・鈴木正人）
| 千代翔馬 | ● | 押し出し | ○ | 大栄翔 |
- 大栄翔（左）は千代翔馬を押し出しで破る（撮影・小沢裕）
- 千代翔馬（左）を押し出しで破る大栄翔（撮影・河田真司）
| 玉鷲 | ○ | 寄り切り | ● | 琴ノ若 |
- 琴ノ若（右）を寄り切りで破る玉鷲（撮影・河田真司）
- 琴ノ若（左）を寄り切りで破る玉鷲（撮影・鈴木正人）
| 高安 | ● | 寄り倒し | ○ | 若隆景 |
- 高安（手前）を寄り倒しで破る若隆景（撮影・河田真司）
- 高安（右）を寄り倒しで破った若隆景（撮影・鈴木正人）
| 霧馬山 | ○ | 叩き込み | ● | 明生 |
★明生 攻められました。立ち合いから相手のペースだったので、いいところがなかったのかなと思う。（新関脇の緊張感）いつも通りではいたけど、動きが硬かったかなと思う。しっかり自分のいいところを出せるように集中して土俵に上がりたい。
- 明生（手前）をはたき込みで破る霧馬山（撮影・鈴木正人）
- 霧馬山（右）ははたき込みで明生を破る（撮影・小沢裕）
| 御嶽海 | ○ | 押し出し | ● | 隆の勝 |
- 懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる御嶽海（撮影・鈴木正人）
- 御嶽海（左）は押し出しで隆の勝を破る（撮影・小沢裕）
| 北勝富士 | ○ | 押し出し | ● | 貴景勝 |
★貴景勝 （休場明けの初日だったが雰囲気などは）あまり変わらなかったです。（首の不安は）大丈夫です。
- 貴景勝を押し出しで破り、懸賞金の束を手にする北勝富士（撮影・河田真司）
- 貴景勝（左）を攻める北勝富士（撮影・鈴木正人）
| 正代 | ● | 寄り切り | ○ | 豊昇龍 |
| 逸ノ城 | ● | 寄り切り | ○ | 照ノ富士 |
- 逸ノ城を寄り切りで破った照ノ富士（撮影・鈴木正人）
- 逸ノ城（右）を寄り切りで破る照ノ富士（撮影・鈴木正人）
