大関正代(29=時津風)が、西前頭筆頭隆の勝(26=常磐山)を突き落としで下して、2日目から3連勝とした。立ち合いでのど輪を受けて土俵際に後退したが、突き落としで逆転。「相手の圧力で押し込まれたのがよくなかった」と反省しつつも「押し込まれても何とか勝てているので体の動きはいいかな」と手応えも口にした。

昨年秋場所で初優勝を果たしてから1年がたった。かど番を経験しながらも大関を守っている状況に「1年たつのは早いなと。何とかやっていけているなと」と素直に話した。ただ、大関に求められるものは、やはり優勝争い。現状は1敗で横綱照ノ富士らを追いかける展開となっている。「最後までついていきたい。ただ、あまり気負わないようにもしたい」と正代らしい言い回しで意気込んだ。