かど番の大関貴景勝（25＝常盤山）は、埼玉栄高の1学年後輩との初顔合わせを制して、今場所初めての連勝を飾った。

西前頭3枚目琴ノ若に対して、持ち味を存分に発揮した。立ち合いから鋭い出足で当たると、左にややずれながら立った相手はすぐに後退。逃さずについていって押し出した。初日から3連敗を喫していたが、復調を感じさせる2連勝となった。

今場所一番の相撲内容を問われると「明日また頑張ります」と、6日目以降に気持ちを切り替えていた。琴ノ若との初顔合わせには、感じる部分もあった様子。「（同じ）埼玉栄（出身）なので、やれることはうれしいし」とした上で「自分は自分で頑張るだけです。別に他人に刺激を受けることはない。自分がどうしていくか、どうやっていくかだけ考えてやっている。あまり人は関係ない」とした。