西前頭10枚目の妙義龍(34=境川)がただ1人、1敗を守った。

志摩ノ海と対戦。立ち合い、右を差してから左上手の万全の相撲で寄り切った。34歳が、まだまだ元気なところを見せつけた。

「立ち合いがよかったんじゃないですか」と冷静に振り返る。幕内通算800回出場の節目だったが、「全然知らなかったです。教えてくれてありがとうございます。うれしいです」とベテランらしい受け答えに終始した。

新横綱照ノ富士が独走状態で、上位陣は総崩れ。優勝争いを盛り上げる期待もかかるが、「何とか一生懸命とっていきます」と自身のペースを崩さない。