5日目から3日間休場した東前頭筆頭の豊昇龍(22=立浪)が、再出場を白星で飾った。西小結逸ノ城(28=湊)と対戦。投げの打ち合いとなり、右上手投げで軍配を受けたが、物言いが付き、協議の末に取り直し。病み上がりの体にはきついかと思いきや、相手に上手を取られながらも寄り切った。

「休場から最初の取組なので、何より勝ちたいと思っていたので、勝ってよかったです」。最初の一番で物言いがついた時は、取り直しを覚悟していたという。

急性へんとう炎のため発熱し、診断書には「約7日の自宅療養を要する」と記されていたが、早期回復して土俵に戻った。一時はのどがやられて声が出なかったことも明かした。「昨日の朝からだいぶ良くなって、今日頑張りました。もう大丈夫です」と話していた。