東幕下筆頭の寺沢(26=高砂)が、来場所の新十両昇進を有力にした。西幕下4枚目の琴裕将(27=佐渡ケ嶽)をはたき込み、4勝1敗と勝ち越しを決めた。

昇進は正式決定ではないが「1つの目標だったので、やっとという思いです。うれしいです」と実感を口にした。

東洋大から角界入りするも、序ノ口デビューの2018年春場所途中から4場所連続休場。椎間板ヘルニアを患って手術を受け、番付外に落ちてから復活してきた。「焦りもあったけど、日常生活から戻すことを意識して、積み上げてきました」とこれまでの日々を振り返った。

残り2番で1つでも白星を積み上げ、より番付を上げておきたい。「残りの相撲があるので、気を引き締めていきたいです」と話していた。