新横綱の照ノ富士が、単独首位の座を死守した。小結高安を相手に1分超の相撲となったが、再三の出し投げで崩して寄り切り。10勝1敗と星を伸ばした。

照ノ富士を1差で追走していた平幕の2人は、明暗が分かれた。妙義龍は一山本を下して2敗を守ったが、同じく2敗の阿武咲は大関貴景勝に敗れて3敗に後退した。貴景勝は7勝目を挙げて、かど番脱出へ残り1勝とした。

3敗勢では大関正代、関脇御嶽海らが勝ち越しを決めて、首位の照ノ富士を2差で追いかける。

前日10日目に結びで照ノ富士と熱戦を演じた人気業師の宇良は、玉鷲に敗れて4勝7敗となり、勝ち越しに向けて後がない状況となった。