大関貴景勝(25=常盤山)が、過去13勝負けなしだった妙義龍に敗れて5敗目(8勝)となり、逆転優勝の可能性が消滅した。

負けていない相手だけに意識があったかもしれないが、「やりにくさは全くなかった」。ただ、立ち合いからお互いの動きを慎重に見極めるように、距離を置いた相撲となった。結果、誘い込まれた土俵際ですくい投げを食らった。「負けなんで。また頑張るしかないと思いました」。

かど番は脱出したが、最後まで優勝争いに絡む大関の務めは果たせず。「また明日があるんで、頑張ります」と言った。