新横綱の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、優勝に王手をかけた。

結びで大関貴景勝を下して12勝目。単独首位を守った。3敗勢の阿武咲、妙義龍、遠藤の平幕3人が敗れれば優勝が決まっていたが、妙義龍が唯一3敗をキープ。千秋楽の割は25日午後6時時点で発表されていないが、照ノ富士は勝てば2場所ぶり5度目の優勝が決まる。

鋭い出足が持ち味の貴景勝に対して、立ち合いの当たりは互角。流れの中で貴景勝がもろ差しとなり、すかさず上手を取ると主導権を握った。豪快な上手投げで転がし、2敗を守った。

17年春場所の稀勢の里に続く新横綱優勝は目前。千秋楽に向けて気持ちを高めるためか、取組後は3日連続でリモート取材には応じなかった。